2009年07月10日

チャレンジアイランド2009 隊長より

朝日とともに起き、暗くなったら眠る。
全員集まっての『夜の語らいタイム』以外は、自由に過ごします。
無人島は、まさに子どもたちの『自由な国』となります。
必要最小限に決められた"10の掟"さえ守れば、あとは何をしてもOKなんです。

それなのに不思議なことが…。
自由すぎて、ルールが少なすぎると、かえって生活しづらい。そのことに子どもたちは戸惑ってしまうのです。
戸惑った子どもたちがたどりついた『したいこと』。
それは人の役にたつことでした。

前回のチャレンジアイランド2008での出来事。  
無人島生活が始まり、常に一人ぼっちでいる子がいました。
魚の獲り方を聞きにくるわけでもなく、友達から貝のありかの情報を得るわけでもなく、3日間その状態が続きました。

そして、むかえた4日目の午後。
なんとその子が浅瀬で『さかな』を獲ってきたのです。
本当に心底疲れた様子で、息も荒げながら、海岸に帰ってきて、へたりこみました。
そして一言。

『やっと、みんなの役にたてた』と。

4日間も探し続けた、自分の役割。
そしてやっと感じることのできた居場所。
それを感じることができて、はじめて『自由』を楽しめたようです。

私が隊長として、そして大人として無人島でするべきことは、見守り続けることなのでしょう。
子どもたちが本来持ち合わせている、『人の役にたちたい』という思いがでてくることを、しっかり待ち続けたいと思います。 

隊長 えのちゃん



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Posted by NPO法人 生涯学習サポート兵庫 at 15:03│Comments(2)
この記事へのコメント
なかなか 面白い企画ですえ 自分も子供なら即参加だと思います。西島の近くの島らしいすね。 播磨灘から牛窓あたりは島多く素晴らしい海域です。たまに難破船?でうろうろしてます。結果楽しみです。成果期待します。
Posted by ランバージャック at 2009年07月27日 20:35
<ランバージャックさんへ
チャレンジアイランドは、実行委員をしている私自身も、参加者として行きたいキャンプですね~!
子どもとして参加できなかった分、リーダーとして、同じチャレンジャーとして、6泊7日楽しみたいです♪
たくさんの海の恵みに感謝しながら、生きてゆきますd('v`●)
Posted by ぼん at 2009年07月29日 21:17
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